2022年もあと僅か。
新年を迎えるにあたり、刺繍でお正月飾りを作ってみませんか?
2023年の干支は「うさぎ」です。漢字の「卯」をお正月らしく飾った図案となります。
複数のステッチを組み合わせた華やかな作品に、ぜひ挑戦してみてください!
※図案自体の二次加工、複製、再配布はご遠慮ください。
※ステッチの種類など詳細はこの記事を御覧ください。
A4用紙に以下の設定で印刷してください。
・ページの拡大/縮小なし
・ページサイズ処理 実際のサイズ
・原寸で印刷
Please print at actual size.
このパターンを使用した刺繍をSNSにアップする際に、「#animopattern」を付けていただけると嬉しいです!
動画で刺繍方法を確認したい方はこちらを御覧ください。
うさぎ年干支刺繍図案概要 Overview
サイズ Size
15cm刺繍枠におさめて飾るタイプです。
ベニヤパネル(FO)180mmx140mmに貼り付けて飾ることもできます。
使用する糸 Embroidery threads
DMC25番糸を使用します。
カラーは以下の全14色です。
- 819
- 3713
- 761
- 760
- 3712
- 3328
- 347
- 3865
- ecru
- 739
- 17
- 368
- 320
- 841
使用するステッチ Stitches
以下の9種類のステッチを使用します。
- サテンステッチ (Satin Stich)
- アウトラインステッチ (Outline Stitch)
- ブランケットステッチ (Blanket Stitch)
- クローズドヘリンボーンステッチ (Closed Herring Stitch)
- フィッシュボーンステッチ (Fishbone Stitch)
- フレンチノットステッチ (French Knot Stitch)
- チェーンステッチ (Chain Stitch)
- バックステッチ (Back Stitch)
- ストレートステッチ (Straight Stitch)
刺繍前の最重要POINT
この刺繍を美しく仕上げるためにいちばん重要な工程は「図案写し」です。
特に、布の縦糸と図案の縦のライン(市松模様の縦のライン、漢字左部の縦のライン)がしっかり合うように写してください!
しめ飾り刺繍 Shimekazari, a sacred festoon
まずは、「しめ飾り」部分を刺繍していきます。
花、葉、しめ縄の順に進めるとスムーズです。
花 Flowers
ピンクのお花から始めます。
内側の花は1本どりのサテンステッチで埋めます。
1本取りのアウトラインステッチで輪郭を刺繍してからサテンステッチをすると、花びら一枚一枚きれいに丸みが出ますよ。
また、1本取りでも少しふっくらするので、ボリューム調整にもおすすめです。
サテンステッチは花びらの中央から外側へを繰り返し、仕上げます。
花びらの周囲を2本取りのブランケットステッチで囲います。
ストレートステッチで中央に色を入れましょう。
同様にベージュのお花も刺繍してください。
葉 Leaves
大きめの葉はフィッシュボーンステッチで刺繍します。
葉の先端(外側を向いている部分)から刺し始めると、糸の流れが葉脈のように。
細かい作業となるため、すべて1本どりで刺繍します。
まずは茎を1本取りアウトラインステッチで刺繍し、茎の先端・脇にサテンステッチで葉を刺繍します。
サイズが小さため、すべて1本取りです。
しめ縄 Shimenawa
アウトラインステッチで縦のラインを刺繍します。
上から下へ、下から上への順に行ったり来たり。
中央部分は窮屈になるので、一列おきなど全部刺繍しなくても大丈夫。
2本取りのサテンステッチで一つ一つ刺繍していきます。
下の写真を参考に、サテンステッチの向きに気をつけましょう。
これまで刺繍しててきた縦のアウトラインステッチ、円のサテンステッチの上を横切るように3本取りのアウトラインステッチを重ねます。
残りの「つくり」を刺繍 Left Side of KANJI
書き順の「後」の方のパーツから刺繍を進めます。
まずはクローズドヘリンボーンステッチです。
太い方からでも狭い方からでも、ご自身のやりやすい位置から開始してください。
続いて、クローズドヘリンボーンステッチの端に沿うように、チェーンステッチで往復します。
縦のラインはサテンステッチ。上から進めても下から進めても大丈夫。
布の糸目に合わせて、縦のラインを刺繍することで、まっすぐ仕上がります。
サテンステッチの右側にバックステッチを刺します。
布の横糸5本分をひと目と決めてステッチしていくと、目の大きさが揃いますよ。
サテンステッチとバックステッチの間に、2回巻きのフレンチノットステッチを等間隔に並べます。
バックステッチと同じ間隔にすると、自然と等間隔になります。
払いの先端からフィッシュボーンステッチをします。
部首を刺繍 Right Side of KANJI
部首はどこから初めてOK!
ここでは、うさぎ→市松模様→西暦の順に進めます。
うさぎ Rabbit
うさぎはアウトラインステッチで埋めてシルエットを作ります。
上〜下を薄〜濃のグラデーションにしたいので、アウトラインステッチ3~4本程度ごとに色を変えます。
アウトラインステッチは布の横の糸目に沿ってまっすぐに。
縦の布目1本おきにアウトラインステッチをすることで、ガイドラインを引かなくても均等に面を埋めることができます。
市松模様 checkered pattern
白は縦のサテンステッチ、赤は横のサテンステッチで市松模様を作ります。
布の糸目に沿って、例えば横の糸目8本分、縦の糸目7本分と決めて、スクエアをサテンステッチで埋めていくと、すべてが同じ大きさに揃い、きれいに仕上がりますよ。
赤と白が少し重なるようにすると、まるで糸の間を糸がくぐっているように見えるのでおすすめです!
※布のマス目が正方形ではない場合、一般的に縦長になるので、その分を考慮して糸を拾う本数を決めてください。
白をすべて刺繍したあとに赤を刺繍するなど、1色ずつ刺繍を進めるとスムーズです。
西暦 AD (Kanji numerals)
最後に漢数字です。
まず下準備として、「ゼロ(0)」は先に一本どりのアウトラインステッチで輪郭線を刺し、きれいに丸みが出るようにガイド線を作ります。
続いて、差し色の黄色を、縦に一直線に並ぶように刺繍します。
最後に文字ごとに色を変えてサテンステッチで埋めていきます。
「二」「三」はどちらも横直線なので、布の糸目に沿ってサテンステッチをすることで、まっすぐ同じ幅のラインを作ることができます。
完成です。最後までお疲れさまでした!
おまけ 裏面
ぜひ刺繍した作品をSNSにアップしてください。SNSにアップする際には「#animopattern」をお忘れなく♪
メンションして頂けたら、拝見しに伺います^^