いきなりですが・・・
刺しゅうを成功に導く最重要ポイントは、正確な図案写し
といっても過言ではありません!
図案さえ完璧に転写できれば、あとは鼻歌交じり♪に刺しゅうを楽しむのみです。
だけど、この図案写しがなかなか難しい。
そして大きな作品ともなると、かなりの労力を使います。
毎日刺しゅうばかりしている私ですが
最近使いはじめた、
- チャコパー・アーチスト極細
- トレース台
の組み合わせが最強すぎたので、いかに素晴らしいかを語りたいと思います。
チャコペーパー・スマプリで図案写し〜ここが不満
布地に刺繍図案をトレースする際、
チャコペーパーなどの「転写紙」
または
スマプリなどの「転写シール」
を使う方が多いのではないでしょうか?
どちらも一長一短。
メリットとデメリットがありますよね。
転写紙(チャコペーパー)
チャコペーパーなどの転写紙を使用して図案を写す手順は2ステップです。
- 図案をトレーシングペーパーに写す
- トレーシングペーパーと布の間に転写紙を挟んで、上からトレーサーでなぞる
これが通常の工程だと思っていたので、長年このスタイルで図案を写してきました。
こんな感じで、上から
・セロファン
・図案を写したトレーシングペーパー
・チャコペーパー
・布
の順に重ねて、トレーサーで力いっぱいなぞります。
転写紙を使うメリットは、低コストで何度も使用できることでしょうか。また、手芸店などで気軽に手に入るのも便利ですね。
個人的に感じるデメリットは、トレーシングペーパー→布と2回転写するうちに、図案が崩れる点です。線が曲がってしまったり、歪んでしまったり。
また、しっかりと転写した場合、落ちにくいのも気になります。
中性洗剤を使用してこすり洗いをすると落ちますが、やりすぎると刺しゅう糸の艶が失われるので加減が難しい。
個人的には刺繍量が多いので、「力を入れないとキレイに転写できないので、刺繍をする前に手が疲れる」というのが最大の難点だったりしています。
ちなみに、刺繍図案を写すなら
がキレイに写るのでおすすめです。
「カーボン紙」も鮮明に映るので、自分用の作品を制作する際には愛用しています。
ただ、転写した線を消すことができないので、プレゼント・販売用には向いていません。
転写シール(スマプリ)
スマプリやピーシングペーパーなどの転写シールは1ステップで図案を写すことが出来るので、チャコペーパーよりもお手軽です。
転写シールに図案を写し、布にシールやアイロンで貼り付けるだけ。
スマプリで刺繍図案を写す際のメリット・デメリットは次のとおりです。
チャコペーパーではできなかったことが実現できます。
写すのに力は要らず、濃い色や柄布にも使えます。
私は針にネバネバがつくのが嫌いなので、濃い色の布に刺繍する時以外は、あまり使用しません.
同じように使えるものとして「ピーシングペーパー」がありますが、アイロン接着力が弱いので、徐々に剥がれていくという難点があります。
転写紙もシールも便利な道具ではあるのですが、どちらも少しずつ不満が・・・
・チャコペーパーだと、相当力を入れないと図案がはっきり写らない
・スマプリだとネバネバ沼にはまる
もっと労力をかけずに、簡単に刺繍図案を写したい!
そんな私の願いを叶えてくれる道具がこの後ご紹介する「チャコパー」だったのです。
刺繍図案写しの新定番〜水性チャコペン「チャコパー アーチスト 極細タイプ」
「チャコパー Artist」のここがすごい
鮮明さ&細さ
極細というだけあって、細いラインを鮮明に描くことができます。
左側がチャコパー、右側がチャコペーパーを使い力を入れて写した下図です。
鮮明さは一目瞭然ですよね!
布にひっかからない
普通のチャコペン(色鉛筆タイプ)だと、線を引くときに布が攣れてしまいます。
チャコパーはインクを載せていくようなイメージでペンを動かすと、ペン先が布に引っかかることなく図案を写すことができます。
その代わり、インクが減るスピードは早いかもしれません。
水で落ちやすい
刺繍が終わった後には、図案のラインをキレイに消したいです。
チャコパーの水溶性は、本当にすごい。
水をはったボールに入れるだけでほとんど溶け出します。
注意書きとして、「完全に落とさないと残留分が再発色の原因となる」と書かれているので、念入りに水洗いをするようにしています。
また、長期間放置すると落ちにくくなるとも書かれています。
数日では問題ありませんでしが、これから検証していきたいと思います。
「チャコパー Artist」の色展開・値段
現在のところ青と茶色の2色展開です。
まだ使い切っていないので、コストパフォーマンスは疑問ですが、インクタイプなのでチャコペーパーよりは高コストになりそう。
「チャコパー Artist」を使うなら、トレース台が必須
布に図案を写したいなら、トレース台が必要となります。
さすがに、図案の上に布を置いただけでは、図案がよく見えません。
トレース台とはライトが内蔵された台です。
私はAmazonで低価格のものを探して購入しましたが、十分すぎます!
これを使うと、布の上からでも図案がくっきりと見えます。
このトレース台はA4サイズですが、驚くほど薄いです。
本棚にさらっと入るので邪魔にもなりません。チャコパーを使用して図案を写すなら、あると便利間違いなしです。
チャコパー・アーチストを使って図案を写すコツ
小さな図案なら布を枠にはめて、布がピンと張った状態で図案を写すと良いでしょう。
表側が枠の裏側になるように布を貼ると、図案と布が密接します。
大きな図案の場合は、図案と布をしっかりとまち針で止めておくことをオススメします。
その際、布にしっかりとアイロンを掛けておくのがポイントです。
フリクションペンよりも「チャコパー」を選ぶ理由
フリクションペンはアイロンで消えるので便利ですが、寒冷地だと再び線が浮き出る可能性があるのでプレゼントや販売には向いていません。
その点、チャコパーは念入りな水洗いが必要になるものの、再び線が浮き出る心配はありません。
また、布に引っかからないので、正確に図案を写せるが「チャコパー」の魅力。
フリクションペンは色鉛筆タイプのチャコペン同様、転写に摩擦が必要なので、布が攣られてしまいます。
薄手の布に刺繍図案を写す際、チャコペーパーだと手が疲れて大変!と思っている方には「チャコパー・アーチスト」ぜひ試していただきたいです。
私は命名書など文字を刺繍することが多いですが、布目に垂直にラインを引くのもチャコパーだと簡単です。
初めまして amalettと申します
チャコパーアーチスト 初めて知りました
図案写しには苦労していたので
ぜひ使ってみたいと思います
質問なのですが
刺繍するとき 帆布など使うことがあります
帆布などの分厚い布に写す場合でも
薦めていただいたトレース台のライトで対応可能でしょうか。。
これからチャコパーもトレース台も購入しようと思っています
その際 より明るいライトが必要かどうか
迷ったものですから。。
それから
animoさんの刺繍 ミシン刺繍かと思っていました・汗
手刺繍なんですね?
美し過ぎて尊敬します!
急にぶしつけな質問
申し訳ありませんでした・汗
amalettさんこんにちわ!コメントありがとうございます。
帆布のような厚い生地では、トレース台を使用しても図案が見ずらいかもしれません。
また、濃い色の布も同様に難しいかと思います。
お役に立てずすいません(><)
手刺繍ならではのふっくらとした刺しゅうの艶を常に心がけております^^
ご覧いただきありがとうございます!
お忙しいなかお返事いただいて
ありがとうございました!
リネンなどに刺繍する際使ってみたいので
購入します^^
これからも記事楽しみにしてます!
ありがとうございました!
amalettさん、コメントありがとうございます。
いろいろな道具を試してみて、ご自身のやりやすい道具を見つけてくださいね♪
はじめまして!
初めてanimoさんの作品を見た時から一瞬でファンになりました‼︎弟子にしてほしいくらいです(>人<;)
どの作品も素敵すぎていろんな刺繍図案を日々練習させていただいています٩(⁎ᵕᴗᵕ⁎)۶
チャコパーアーチスト購入してみたいと思います!
水洗が必要とのことですが、水に浸すだけでいいのでしょうか?また、乾かす際はどうされていますか?もし差し支えなければご教授頂けると嬉しいです^o^
なかしま様
コメントありがとうございます!嬉しいお言葉もありがとうございます。
チャコパーアーチスト、私的には現状No1です!
ライト内臓のトレース台が必要にはなりますが、鮮明に図案を写せます。
水洗いは水に浸して軽くもみ洗いしていますが、水に浸すだけでほぼ落ちるイメージです。
乾かすときは、絞らずに水分が滴り落ちなくなるまでクリップで挟んで吊るし、半乾きの状態でアイロンを当てるときれいに仕上がります。
水洗いにより布が縮むことがあるので、刺繍前に必ず布に水通しをしています。
参考になれば幸いです。
なるほど…!!とても参考になります!
早速チャコパーアーチスト購入したので
使用するのが楽しみです(o^^o)
これからもanimoさんの作品を楽しみにしてます。YouTubeも見させていただいています!
お返事ありがとうございました!