子供の斜視は治る?11歳までの治療と変化

娘は1歳のときに「外斜視」と診断されました。

そして現在11歳。

手術はせずに、視能訓練とメガネ治療で様子を見ています。

 

これまでの経緯と、娘の斜視について思うことを記録に残します。

 

治療の方針ついては病院の先生にお任せです。

animo

斜視の子を持つ親として、どう感じたか、どう向き合っているかを書いていきますね!

 

子供が斜視だと診断されて感じたこと

容姿について

「娘さんは斜視かもしれませんね」と言われ、まず感じたこと。

それは、「目つき」の問題で娘が嫌な思いをするのではないか?でした。

 

私の従兄弟H君は「斜視」です。

子供の頃、なんでH君は私をまっすぐ見てくれないんだろう?と不思議に思っていました。

一生懸命話しかけているのに、自分を見てくれない。

嫌われているのかな?と。

当時は「斜視」なんて知らなかったからです。

 

成長して彼の症状が「斜視」であることを知り、腑に落ちました。

それでもH君の「目つき」は何となく常に気になる存在。

 

「斜視」が身近にあったからこそ、自分の娘が斜視であると診断された時、戸惑いました。

私が感じたことを、娘の周りの人が感じるのではないか?

「目つき」が不自然な人として、その容姿から、いじめの対象になるのではないか・・・

 

それが怖くて、視能訓練をサボる娘に対して、「ちゃんと訓練しないと、友達に嫌われるよ?」なんてひどい言葉をかけてしまったこともあります。

訓練の目的を履き違えていますよね・・・

 

「我が子が斜視のままではいけない」という強迫観念に押しつぶされそうでした

 

弱視への恐怖

そして「見た目」だけの問題だと思っていた斜視は、娘の視力そのものへの影響があることもわかりました。

ダブルパンチ。

 

斜視は、場合によっては「弱視」になる可能性があると説明を受けました。

  • 「斜視」 : 目がずれている状態で視力には問題はない。
  • 「弱視」 : メガネなどの矯正器具をかけても、視力が上がらない。

 

弱視になると、メガネをかけても見えづらい状態、日常生活にも影響が出るかもしれません。

 

また、一方の目しか使わないと「両眼視」の機能が衰え、モノを立体的に捉えられなくなるのだとか。

 

これは、目つきがどうのこうのどころの騒ぎではない?!

 

娘は低出生体重児として生まれ、発達も遅かったので、障害があってもおかしくないとは思っていました。

一方で健康面では大きな問題がなかったので、発達も遅くて目も見えなくなったら、この先どうなるのだろう?と、ただただ不安でいっぱいに。

 

 

小さく生まれてきた時は「生きてくれてさえいれば良い」と思っていたのに、いつの間にか「普通」を求めるようになっていた自分がいました。

容姿も身体的な能力も、「普通」であることは奇跡なんですよね。

 

 

斜視は将来的に手術である程度治すことはできるので、娘に必要なのは「弱視にならない対策」「両眼視機能を保つこと」であることがわかりました。

 

親としてできることは、3つです。

  • 病院に連れていき、しっかり治療を受けさせること
  • 眼鏡や視能訓練の大切さを子供に伝えること
  • 眼の異常にいち早く気付けるよう、娘と正面から向き合うこと

 

約10年間通院を続けた記録は次の項で!




斜視の診断と治療の経緯

診断と治療の時系列概要

  • 0歳
    未熟児網膜症の発症
    悪化していないか、1ヶ月ごとに通院チェック
  • 1歳
    斜視と診断
    3ヶ月ごとの通院で眼のハズレ具合をチェック
  • 4歳
    眼鏡治療開始
    斜視用の特殊レンズ「プリズムレンズ」の入った眼鏡をかけ始める

    通院は3ヶ月に1回

  • 6歳
    眼鏡のレンズ交換
    プリズムの度を変えて治療継続

    通院は3ヶ月に1回

  • 8歳
    視能訓練開始
    2ヶ月間、週に1回通院し、視能訓練士さんによる訓練

    自宅で毎日訓練

  • 「斜視」から「斜位」へ診断が変わる
    自宅で毎日訓練は続くものの、プリズムレンズを卒業し、遠視用の眼鏡に
    通院は6ヶ月に1回
    学校の眼科検診で「斜視で要治療」の紙を貰わなくなった
  • 9歳
    視能訓練中止
    通院は6ヶ月に1回
    遠視用の眼鏡は継続
  • 11歳
    小学校卒業までは大学病院へ
    通院は6ヶ月の1回
    遠視用の眼鏡は継続

 

斜視と診断されるまで

娘は予定日より3ヶ月弱早く生まれてきたので、「未熟児網膜症」を発症しました。

放おって置くと視力に影響があるということは調べて何となくわかっていましたが、早期の対応で最悪の事態は免れると言われていたので、毎月通院していれば大丈夫かな?程度に考えていました。

 

1歳を過ぎて、目は見えている様子だし、このまま眼科治療は終わるのかな?と思っていた矢先。

 

先生「娘さんの視線がおかしいって感じることありますか?」

私「いえ、特には・・・」

と青天の霹靂。

 

見せていただいた娘の眼の写真。

黒目の中で反射して光っている部分が、瞳の中央に無い。

素人からすると、「言われてみれば?」くらいでしたが…

 

先生「娘さんは斜視かもしれませんね。定期的に様子を見ていきましょう。」

 

目があってよく笑うし、まさか?!と思っていましたが、成長に従い「会話してるのに、どこ見てるんだろう?」と感じることが増えるようになりました。

 

そして3歳ごろ、素人目の私から見ても、この子は斜視だとはっきりと認識しました。

 

娘は別件で眼科に通院していたので、かなり早期に斜視が見つかったパターンだと思います。

animo

早期に見つかり、早めの治療ができてラッキーですが、ある程度成長しないと視力検査も出来ないので、心の不安だけが増殖した3年間はちょっと辛かったです。

 

斜視の治療

■「眼鏡」編

娘の斜視治療は「両眼視機能を保持する」ことが目的。

片方の眼が外れるとモノが2重に見えるため、外れた方の目から入る情報を脳が不要なものと判断して、外れた方の眼が弱視になっていく、または両眼視の機能が衰えていくとの説明を受けました。

そこで、眼が外れてるのに正面が見える「プリズムレンズ」という特殊なレンズ入りの眼鏡で、両眼視機能を保つことに。

 

4歳の子供が眼鏡をかけ続けることは出来るのか?が、最大の心配でしたが、

  • 一緒に可愛い眼鏡を選びに行く
  • 家族総出でメガネを掛けた娘の可愛さを力説
  • 保育園の先生にもなるべく眼鏡をかけているようお願い

のおかげで、「眼鏡をかけている娘」が普通の状態を作ることが出来ました。

 

もちろん何度も眼鏡を壊してきましたが(笑)、ちゃんと眼鏡をかけていた証だと思います。

 

今の時代、メガネっ子は少なくないので、小学校入学後も「眼鏡」が原因でからかわれるようなことはなく、ホッとしました。

 

入学後、はじめての眼科検診。

「斜視で要治療」の紙を貰ってきました。

わかっていたけれど、やっぱり「斜視か」と、ちょっとショックでしたね。

 

 

プリズムレンズ入の眼鏡を使用していても、眼は外れるので、その度に「外れてるよ〜」という声かけをしていました。

「外れているときにモノが2重に見える→自分で目の位置を直す」が理想だそうですが、プリズムレンズが入っていると2重には見えないのでは?

娘に聞いても、よく分かりませんでした。

声掛けの意味があったのか、今となっては謎です(笑

 

娘の斜視に改善はありませんでしたが、眼鏡治療のおかげか、軽度の遠視を除いて、視力が下がることはありませんでした。

 

 

■「視能訓練」編

娘小2~3にかけての春、「訓練をしてみよう」と先生に言われました。

眼が外れているときにモノが2重に見えるのを自覚し、自分の力で正しい位置に眼を戻す訓練だそうです。

 

難しそう(笑

 

やり方を覚えるために、毎週大学病院へ通い、毎日家で教わった訓練に取り組むということを約2ヶ月続けました。

フルタイムで働くシングルマザーなので、大学病院への通院もぶっちゃけ大変です!

 

寄り目や、眼の位置を前後に動かす筋トレのようなものから、片目ずつ遠近のモノを見る訓練など。

家での訓練は毎日10分程度です。

 

8歳ともなると、コツさえ掴めば自分で出来るので、最適な時期を選んでもらったのだと思います。

それでも、やり忘れる日があったり、面倒に感じる日があったり。

 

親としては、斜視が良くなるならしっかり訓練をして欲しいのですが、継続は難しく喧嘩になることも。

 

「練習をしないと、片目が見えなくなるかもしれないから、それを防ぐために毎日やろうね」

と根気強く伝えることしかできません。

 

訓練の声かけを親の日課にする必要がありますね^^;

 

 

訓練の成果は、想像以上に早く現れました。

眼は外れるけれど、自力で戻せる状態=「斜位」という診断へ

 

私から見ると、眼の外れる頻度が極端に減ったわけではないので、良くなったの?と半信半疑でした。

が!3年生の5月にあった学校の眼科検診で、毎年渡された「斜視で要治療」の紙を貰いませんでした。

 

娘は「斜視」は治ったのか!と改めて実感しました。

 

 

現状とこれから

その後も約半年、家での訓練を続けましたが、それで訓練は終了。

今は6ヶ月に1回の定期検診で様子見状態です。

 

「眼は外れるけど、戻せますね」

と毎回言われるので、斜位の状態を保てているということだと思います。

 

先生からは、極端に外れる頻度が増えたらすぐ来院するようにと言われているので、日々娘の眼とは向き合っています。

が、イマイチ分かりません(汗

外れている時はあるし、普通の状態の時もあります。

そろそろ大学病院への通院は不要なのでは?と思いつつ、心配でやめられません。

 

遠視と近視が多少あり、眼鏡はかけていますが、裸眼でも0.8程度はあるそう。

お風呂上がりなど、眼鏡を忘れて過ごしても問題無さそうな様子です。

 

 

今後、斜視が悪化するか、このままの状態かは分からないと言われています。

悪化した場合に、手術を選択しても良いし、選択しなくても良いそうです。

 

 

一時、娘の「目つき」ばかり気になって、早く手術したほうが良いのではないか?と考えていましたが、両方の視力がある程度保てている今、焦りは小さくなりました。

容姿が心配だったのか、弱視が心配だったのか・・・子供の事となると、慌ててしまいますね。

 

本人は自分の目の状態を外から見ることが出来ないので、自分から「手術をしたい」とは言わないかもしれません。

鏡を見ている時や、写真を取る時には目の位置が戻るので、自覚しようが無いといったほうが正しいのかも。

 

今のまま完治は無いと思うので、今後もずっと付き合っていく問題です。

本人は、手術は怖いので嫌だと言っています。

親としては治せるコトは治してあげたいけれど、ここまで成長すると娘との相談が一番大切

 

ひとまずは小学校を卒業して、大学病院も卒業することを目標に、通院を続けます!

 

 

この治療の経緯は、娘にしか当てはまらないパターンだとは思います。

子供の斜視で悩んでいるママ・パパも、感じ方&考え方は人それぞれでしょう。

こんな一例もあったよの参考になれば嬉しいです。

 

animo

また変化があったら追記しますね!

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