刺繍講師の資格が取得できる2大スクールといえば
- 日本手芸普及協会(ヴォーグ学園)
- 戸塚刺繍
がありますが、日本手芸普及協会の刺しゅう部門に2019年1月通信講座が登場しました。
刺繍を体系的に、本格的に習ってみたいけれど、
- 毎週決まった曜日・時間の予定を空けられない
- 平日は仕事で通えない
- 自分のペースで進めたい
など、スクール通いには一歩踏み出せなかった方も、通信講座なら自分の好きな時間に取り組むことができますね。
ここでは、
- 教室に通うのと、通信講座では費用に違いがあるの?
- 通信講座で細かい技法まで習得できるの?
についてまとめていきます。
2019年5月時点で開講しているのは、3コースあるうちの「ステッチ100」のみ。
2019年1月に本科、2019年3月に高等科、2019年6月に講師科が開講。
※追記
「区限刺しゅう」コースと「白糸刺しゅう」コースも2019年10月に本科が開講しています。
上記2コースに関しては、高等科、講師科は順次開講される予定です。
目次
日本手芸普及協会とは
- ニット部門
- 刺しゅう部門
- レース部門
- キルト部門
- ペイント部門
- 手織り部門
- レザークラフト部門
- カリグラフィー部門
- ホームソーイング部門
- 押し花部門
など、ハンドメイドに関する様々な講座を開き、手芸に関する知識および技術の向上、指導者の育成を行っている団体です。
日本手芸普及協会の会員(指導者)または登録教室で所定のカリキュラムを学び、講師資格を取得すると、講師として活動することができます。
ただし、日本手芸普及協会のカリキュラムを教える教室を開くためには、講師認定証を取得したうえで、別途日本手芸普及協会の入会が必要になります。お金ですね(笑)
登録教室は協会に電話をすることで確認可能ですが、刺しゅうでは「ヴォーグ学園」が有名です。
※インターネットに協会の教室情報は掲載されていません(2019年5月時点)。
日本手芸普及協会の刺しゅう部門カリキュラム
刺しゅう部門は、技法と習熟度に分かれて、それぞれコースが設定されています。
(画像copyright : 日本手芸普及協会)
- クロスステッチ
- キャンバスワーク
- ブラックワーク
- スウェーデン刺しゅう
- アッシジ刺しゅう
- こぎん刺しゅう
- ハーダンガーワーク
- オリエンタルステッチ
- ミラーワーク
- インターレーシングステッチ
- プチポアン
を学んでいきます。
- ハーダンガーワーク
- ドロンワーク
- カットワーク
- シャドーワーク
- アジュール刺しゅう
- シュバルム刺しゅう
- サテンステッチ
- ヒーダボー刺しゅう
などの技法を学びます
- 色糸を使うフランス刺しゅう
- リボンを糸として使用するリボン刺しゅう
- ビーズをあしらうビーズ刺しゅう布を寄せるスモッキング刺しゅう
- 立体的に刺すレイズドワーク
など、代表的な技法を学びます。
3つの技法別に、「本科」→「高等科」→「講師科」→「指導員」のコースにわかれており、1つの技法で1つのコースを終了すると、同じ技法の上位コースに進むことができます。
3コースすべての指導員コースを修了すると、「師範養成講座」と「指導者のためのアドバンスプログラム」に取り組むことができ、刺しゅう部門最高位の「刺しゅう師範」の資格取得となります。
もちろん、学ぶ技法は1つでもOK! その場合、最高位は「指導員」ということになりますね。
- 本科 3,000円
- 高等科 5,000円
- 講師科 10,000円
- 指導員 20,000円
年会費ではなく、納めるのは1回。
通信講座でどうやって刺しゅうを教わるの?
特徴① 動画指導とわかりやすいイラスト教材
スマートフォンやタブレットのアプリで視聴可能な動画は、手元の様子をしっかり確認できます。
時間を選ばず何度も繰り返し視聴できるので、安心ですね。
テキストは初心者の方でも安心して学べるよう、イラストで詳しく説明されています。
特徴② 質問もできる!
わからないことはアプリでいつでも質問できます。
特徴③ 作品の添削は写真で
つくった作品は写真を撮ってアプリで提出、丁寧な指導が受けられます。
待ち時間が少ないので、学習がはかどります。
特徴④ 信頼のカリキュラムと指導
通学と変わらない伝統のカリキュラムを受けることができます。
指導は日本手芸普及協会登録の講師が担当し、通学同様資格も取得可能です。
ヴォーグ学園 <費用と期間>
費用
2019年11月時点で発表されている金額です。
ステッチ100 | 区限刺しゅう | 白糸刺しゅう | |
本科 | 税抜35,000円 (税込38,500円)教材費 約12,000円 |
税抜35,000円 (税込38,500円)教材費 約7,300円 |
税抜35,000円 (税込38,500円)教材費 約4,000円 |
本科申請料 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
高等科 | 税抜35,000円 (税込38,500円)別途材料費 |
税抜35,000円 (税込38,500円)別途材料費 |
税抜35,000円 (税込38,500円)別途材料費 |
高等科申請料 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
講師科 | 税抜35,000円 (税込38,500円)別途材料費 |
税抜35,000円 (税込38,500円)別途材料費 |
税抜35,000円 (税込38,500円)別途材料費 |
講師科申請料 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
指導員 | 税込100,000円 + 教材費3,000~5,000円/月 × 8回 (3部門あわせて取得の場合) |
||
指導員申請料 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
指導員コースは、不定期で年度ごとに募集されています。
2018年度は東京では2018年10月から2019年8月までの8回のコース。
期間
ステッチ100 | 区限刺しゅう | 白糸刺しゅう | |
本科 | 2.5h × 5回 (3ヶ月) |
2.5h × 5回 (3ヶ月) |
2.5h × 5回 (3ヶ月) |
高等科 | 2.5h × 10回 (6ヶ月) |
2.5h × 10回 (6ヶ月) |
2.5h × 10回 (6ヶ月) |
講師科 | 2.5h × 10回 (6ヶ月) |
2.5h × 10回 (6ヶ月) |
2.5h × 10回 (6ヶ月) |
指導員 | 月1回の講座 × 8回 |
通信講座 <費用と期間>
費用
2019年11月時点で発表されている金額です。
価格には、受講料(アプリ配信・テキスト・期間中のQ&A及び4作品添削採点料)と教材費(作品材料、用具一式)が含まれます。
ステッチ100 | 区限刺しゅう | 白糸刺しゅう | |
本科 | 税抜34,800円 (税込38,280円) |
税抜33,800円 (税込37,180円) |
税抜30,800円 (税込33.880円) |
本科申請料 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
高等科 | 税抜36,600円 (税込40,260円) |
未発表 | 未発表 |
高等科申請料 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
講師科 | 税抜36,600円 (税込40,260円) |
未発表 | 未発表 |
講師科申請料 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
指導員 | 税込100,000円 + 教材費3,000~5,000円/月 × 8回 (3部門あわせて取得の場合) |
||
指導員申請料 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
※指導員はヴォーグ学園同様、日本手芸普及協会が主催、不定期で開催されてるようです。
ヴォーグ学園では受講料に加えて材料費が必要となるので、価格だけで見ると通信の方がお得に受講できます。
もちろん通学によるメリットはありますが、通信は期間中動画を何度でも見ることができたり、質問も可能なので、この価格差は嬉しいですね!
期間
ステッチ100 | 区限刺しゅう | 白糸刺しゅう | |
本科 | アプリ配信期間 : 8ヶ月 | アプリ配信期間 : 8ヶ月 | アプリ配信期間 : 8ヶ月 |
高等科 | アプリ配信期間 : 8ヶ月 | 未発表 | 未発表 |
講師科 | アプリ配信期間 : 8ヶ月 | 未発表 | 未発表 |
指導員 | 月1回の講座 × 8回 |
余裕をもった期間が設定されています。
自由度の高さは抜群!
仕事をしながら、子育てをしながら、通信講座はいつでも好きな時間に取り組めるの魅力。
私はしっかり基礎から刺しゅうを学んでみたいと思い、「ステッチ100 本科コース」を申し込み、現在は高等科に挑戦中です。
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