入園グッズや入学グッズ、お子さんオリジナルの持ち物には、ネームタグを貼っても良いですが、ワンポイントで刺繍を入れるのも良いですよね。
文字を刺繍するのは難しそう・・・というイメージもあるかもしれませんが、基本のステッチだけで、刺繍することができますよ。ここでは、名前(ひらがな)を刺繍するのに適した3つのステッチを紹介します。
刺繍糸は全500色(DMCの場合)!お好きな色で挑戦してみてください。
名前刺繍の下準備〜布に図案を写す
図案を布にしっかり写せていると、刺しゅうがスムーズです。
布に図案を写すには、
- チャコペンなどで生地に直接描く方法
- トレーシングペーパーに写した図案をチャコペーパーで布に転写する方法
の2種類があります。
手書き文字風にしたいのであれば、直接手で描いてもOKでしょう。
下書きした図案や、印刷した文字を利用したい場合は、一旦図案をトレーシングペーパーに写し(直接プリンターでトレーシングペーパーに印刷してもOK)、チャコペーパーを間に入れて、上からなぞります。
ここでしっかり図案が布に写っていないと、後々ステッチが非常にやり難くなるので、少し手が疲れますが、力を入れて図案を写しましょう。
手縫いで名前刺しゅうのやり方
刺繍の基本
縫い始め
刺繍の縫い始めにはいろいろな方法があります。
糸が抜けない構造であれば、どんな始め方でも◎ですが、刺繍の裏側が見える場合はきれいに仕上げたいですね。
- 玉結びで始める
糸を布に通す前に結び目を作る方法。結び目の部分が凸凹してしまうので、薄い生地にはおすすめしません。
抜けにくいので、ガシガシ洗濯するようなものに適しています。 - 刺し始めの糸を残しておき、最後に裏側で糸目の間を通す
裏側まできれいに仕上がります。ひと手間かかりますが、糸の厚みも出ません。 - 極めて小さい返し縫いを1つ
縫い始めに、次の縫い目で隠れる程度の返し縫いを1つ入れます。
これまでに糸がほどけたことはありませんが、心配な場合は返し縫いを多めにすると良いかと思います。
糸が無駄にならないので、私はよく使う方法です。
縫い終わり
基本的には、裏側で縫い目の間を通します。
縫い始めのやり方(玉結び、刺し始めの糸を残しておく方法)を動画に入れていますので、気になる方は御覧ください。
バックステッチ
馴染みのある「本返し縫い」と同じ縫い方をする刺しゅうです。
隙間のない点線のような可愛らしい仕上がりになります。
巻きつけバックステッチ
実は初心者さんに一番オススメの方法です。
平仮名はカーブが多いので、縫い目のガタツキが目立ってしまいます。
巻きつけバックステッチは、下地のバックステッチの歪みをカバーするように糸を巻き付けるので、なめらかな曲線に仕上がります。
アウトラインステッチ
一番馴染みのあるステッチではないでしょうか。
曲線部分が難しいですが、縄のような刺しゅうらしい仕上がりになります。
それぞれ刺しゅうをすべて動画に収めているので、こちらからご覧いただくと、各ステッチが分かりやすいと思います!