「ドット絵を刺繍したニンテンドースイッチケース」のご依頼をいただきました。
ドット絵=クロスステッチを思うかべますよね!
今回は帆布でケースを仕立てたかったので、クロスステッチ用の布や布目を比較的数えやすいリネンは使用しません。
そんなとき便利なのが、ルシアンの「抜きキャンバス」!
今回はこちらを使用したクロスステッチのコツをご紹介します。
コスモ ルシアンの「抜きキャンバス」を使ってクロスステッチ
図案づくり
クロスステッチのデザイン画は可愛らしい女の子二人組みです。
これをパターンにするため、私はSpreadSheetに色を埋めていきました。
マス目を数えやすいし、数字を入れられるので、表計算ソフトでクロスステッチの図案を作るのはおすすめです。
COSMO ルシアン抜きキャンバスの内容
簡単な使い方とアルファベットのサンプル、硬めの素材でできた網目の布が入っています。
今回はこの抜きキャンバス地をつかいた大きさに切って利用します。
クロスステッチの目の大きさにあわせて、色々なサイズ(マス目間隔)の商品が用意されています。
品番 | 目数 (10cm) |
目数 (1インチ) |
織り方 |
---|---|---|---|
No. 534 | 34目 | 9 count | ダブル |
No. 540 | 40目 | 10 count | ダブル |
No. 544 | 44目 | 11 count | ダブル |
No. 548 | 48目 | 12 count | ダブル |
No. 556 | 56目 | 14 count | ダブル |
No. 560 | 60目 | 15 count | ダブル |
No. 570 | 70目 | 18 count | ダブル |
引用 : ドヰ手芸
抜きキャンバスを布に縫い付け
布目に対して曲がらないように抜きキャンバスを置き、まち針で止めた後周囲をしつけ縫いします。
クロスステッチ中に布と抜きキャンバスがズレないように、細かく止めます。
大きな図案の場合は、中央もしつけ糸をし、進んでいく途中でしつけを外すのが良いでしょう◎
いざクロスステッチ
今回は10cm56目というタイプを使用しました。
これに3本取りでクロスステッチを施しています。図案にもよりますが、2本だと少しスカスカな感じになったので、3本を選択。
クロスステッチをする際は、×の重なりが同じになるように気をつけましょう!
抜きキャンバスが抜けない?!うまく抜くコツ
刺繍が終わったら、周囲のしつけ糸を外し、土台となる抜きキャンバスをぬくわけですが、これが意外と大変!
まずは簡単に抜ける周囲から。
刺繍を施していない部分は簡単に外せます。下の写真のようになにもない方向に引っ張っていくイメージです。
刺繍が施してある部分を同じように抜こうとすると、抜けません^^;
抜く方向は、まっすぐです!
意外と力が必要なので、指で挟んで抜くよりは、小さめのペンチなどを使用した方が◎
全部キャンバスを抜くと、まるで何事もなかったかのようにふっくらとしたクロスステッチが浮かび上がります。
帆布だけでなく、針を通すことができる布であればクロスステッチが可能になる「抜きキャンバス」。
ぜひ使ってみて下さい!
クロスステッチをした帆布でNintendoSwitchケース
今回プレゼント用に同じものを2つご依頼いただきました。
キルト芯を挟んでフカフカにしています。
内布はドットでとご依頼頂いて、ちょっと変わり種のドット布を使用しました。
喜んでいただけたとのこと、とても嬉しいです^^
ご依頼ありがとうございました。
animoへの刺繍オーダーは本ブログのお問い合わせ欄や、InstagramのDMよりお受けしております。