アウトラインステッチは出番も多く、キレイに決まると、刺繍全体が締まりますよね!
- ラインに沿って刺す方法
- 角を作るには?
- 平面を埋める時に刺す方法
など、アウトラインステッチの気になるアレコレを書いていきます。
アウトラインステッチ基本の刺し方
①一般的な書籍に掲載されているアウトラインステッチ
少し先に入れて、一目(ひとめ)前の終点から出すやり方です。
裏から見ると一直線の並縫いになりますね。
②逆バージョンのアウトラインステッチ
動画などを見ると、少し先から出して、一目(ひとめ)前の中ほどに入れるという方法もあるみたいです。
裏面もアウトラインステッチのようになります。
どちらの方法で刺しても、表面には大きな差はなさそうですね。
②番目の刺し方の方が裏にボリュームが出るのと、糸の減りが早いかもしれません。
どちらにしろ、
- 一針の長さを揃えること
- 刺す位置と出す位置を一定にすること(ラインの上ならずっとライン上)
- 糸を引く力を一定にすること(強く引きすぎない)
アウトラインステッチ、長さによる見え方の違い
同じ2本取りでも、一針の長短で見え方がだいぶ変わります。
短いとしめ縄のような感じに。
長いとふっくらした感じになります。
一針があまり長いと糸が浮いてしまうので、好みですが、ねじれが見えるぐらいが良いと思います。
アウトラインステッチを幅広に
アウトラインステッチで植物の茎などを刺繍するときは、少し幅が欲しいですよね。
そんなときは、すべてをライン上に刺すのではなく、裏から表に針を出す時だけ少しずらすのポイント。
ひと目前の終点の真横に出すイメージです。
同じ2本取りのアウトラインステッチでも、少し幅広に見えるのがわかりますか(写真右下)?
ちなみに・・・もっと幅広にという動画もありますね。
もはやサテンステッチではなかろうか(笑)
アウトラインステッチ、糸の本数による見え方の違い
2本取り、3本取り、6本取りが書籍では多いですね。
それぞれラインの上だけを刺し進めると細めのステッチに、少しずらすと太めのステッチになります。
糸の本数が多いときは、一針の間隔を少し長めに取ると、窮屈さが軽減されます。
下の写真の6本取りは、糸間隔が狭すぎて美しくないですね(反省
アウトラインステッチ、刺しはじめと刺し終わり
「はじめ」と「終わり」は、場合によっては何もしなくてもさほど違和感はないと思います。
気になる場合、刺しはじめは2針目を、一針目と同じ場所から出します。刺し終わりは直前の目の終点に重なるように最後の針を刺します。
最後までしっかり太さの整うステッチになりますね。
アウトラインステッチ、カーブを美しく刺す方法
ゆるやかなカーブは、直線と変わらず刺して問題ないでしょう。
太さを出したい場合は、針を出すときに少しずらせばOKです。
円のように急なカーブを刺す際は、一針の長さに気をつける必要があります。
一針が長いと、変な隙間が出来てしまうので、直線よりは細かめに刺すとキレイに仕上がります。
アウトラインステッチ、角を美しく出す方法
アウトラインステッチで角を作る場合は、一旦終了して新たにステッチを始めるイメージです。
ただ、終了したところから新たに糸を出すことが出来ないので、1針目だけ逆向きに刺します。
この時、少しだけ糸が重なるようにすると、角がしっかり出ます。
アウトラインステッチで平面を埋めるには?
今回は2本取りと1本取りのアウトラインステッチで平面を埋めてみました。
2本取り以上で、糸目をきれいに見せたい場合は、常に同じ方向にアウトラインステッチを進める必要があります。
下の写真だと、上から下→上から下ですね。
針を入れる場所を、隣の列の針を出した場所にすると、キレイに整います。
1本撮りの場合は、糸目があまりわからないので、上下交互に進んでOKです。
ロングアンドショートステッチで埋めるのも良いですが、私は結構アウトラインステッチ1本取りで平面を埋めるのが好きです。フラットな仕上がりになります。
糸の向きや方向に自由が効きやすいので、幅や形を問わず埋めやすいのが◎です。
アウトラインステッチはシンプルだからこそ、意外とキレイに刺すのは難しいです。
まだまだ修行が必要ですが、糸幅や糸の引き具合など、自分なりの良いポイントを探していきたいです!
長々とありがとうございました^^
最近刺繍が気になり始めた超初心者です。ずっと裏面も気になっていたので、とてもわかりやすく参考にさせてもいます。今度はぜひチェーンステッチで面を埋めるコツを教えてください。
コメントありがとうございます!
次はチェーンステッチで面を埋めるコツを記事にしてみますね^^
刺繍仲間が増えて嬉しいです☆